人間はむし歯になりやすく、歯磨きをしていても発症することがあるほどです。なんと30万年以上前の人類も残された骨から、歯周病や虫歯で苦しんでいたことが分かっているのです。
それでは動物も虫歯に悩まされたり、歯磨きをしているのでしょうか。動物は通常は虫歯にはなりません。その理由は人間のように砂糖が入ったものを食べないからです。むし歯は主に砂糖などの糖質をエサにする原因菌が、歯のエナメル質を溶かすことで発症します。野生の動物は固いものを噛んで歯が折れたり、齢を取り歯がすり減るとむし歯になることがありますが歯を磨くことはありません。
野生の動物は虫歯になると食べ物が満足に食べられなくなり、早く寿命をむかえてしまうのです。人に飼われている動物は飼い主が糖質を含む甘い食べ物を与えると、むし歯になることがあります。ペットの犬や猫のむし歯は増えており、歯磨きも必要です。しかし歯にブラシを当てることを嫌がるケースが多く、歯磨きそのものが難しいのです。
ペットの歯磨きができない場合には、ブラッシング効果があるフードやおやつで対応するしかないのです。